今日は2008年に行われた第五回宇宙飛行士選抜試験の通過率をまとめました。
また、この結果をもとに2022年の宇宙飛行士選抜試験の通過率の予想も立ててみました。ぜひ参考にしてください。
2008年宇宙飛行士選抜試験の内容
第五回宇宙飛行士選抜試験は書類選抜、第一次選抜、第二次選抜、第三次選抜の計4回の選抜を経て候補者の選抜が実施されました。
- 書類選抜(応募書類、英語試験)
- 第一次選抜(一次医学検査、一般教養試験、基礎的専門試験、心理適性検査)
- 第二次選抜(二次医学検査、面接試験、心理、英語、一般・専門)
- 第三次選抜(三次医学検査、長期滞在適性検査、泳力の試験、面接試験総合)
期間は平成20年6月8日~平成21年2月4日の約8カ月をかけて行われました。
【2008年宇宙飛行士選抜試験】各選抜における通過率
応募総数は963名、選抜者は3名、倍率は約321倍にも及びました。
各選抜の通過率は以下のようになっており、書類選抜の段階で通過率は約24%、選抜者の当時の年齢は30代でした。
【2022年宇宙飛行士選抜試験】内容
今回の宇宙飛行士選抜試験は書類選抜、第0次選抜、第一次選抜、第二次選抜、第三次選抜の計5回の選抜を経て候補者の選抜が実施されてます。
- 書類選抜(応募書類、健康診断)
- 第0次選抜(英語試験、一般教養試験、基礎的専門試験)
- 第一次選抜(一次医学検査、プレゼンテーション試験、適用技量試験)
- 第二次選抜(二次医学検査、面接試験)
- 第三次選抜(三次医学検査、運用技能試験、面接試験)
【2022年宇宙飛行士選抜試験】各選抜の通過率予測
前回の宇宙飛行士選抜試験の結果より、今回の宇宙飛行士選抜試験の通過率の予測を行ってみました。
0次選抜の通過率は前回と同じように20%ほどと考えると通過者数は825名、その後1次選抜の通過率は2次選抜で面接などがあり、JAXA側の負担が大きくなると考えられるので最大でも100名、通過率では2.4%となると考えられます。
2次選抜の通過率は3次選抜でJAXAの特殊な選抜があると考えられるので通過人数は10名、通過率では0.07%になると考えられます。
以上の事をまとめると以下のようになり、各選抜の通過率は前回選抜試験の時よりも厳しくなることが考えられます